Q5.安全に蓄電池を使用するために気を付けるべき点は何ですか?
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蓄電池に限らず電気製品を扱う上で注意すべきなのは、『爆発』『発火』『感電』です。 家庭用蓄電池は携帯機器のバッテリーと同様、リチウムイオン電池を使用していますが、 リチウム電池には「酸素に触れると強く燃える」という性質があります。
例えば高温多湿の場所に置かれた場合、蓄電池内部に封じ込められた有機化合物が 酸素を含んだガスを発生し、発火や爆発を引き起こす可能性があります。
また近年の蓄電池は頑丈に密閉されているため、中の電解液が漏れることは殆どありません。 しかし上記による爆発などで漏れ出した場合、皮膚や衣類が触れると大きなやけどを負う 危険性もあります。
これらの事態を防止するべく、昨今の蓄電池は最大限安全性を考慮した状態で普及しています。
蓄電池は使用時に熱を発しますが、高温状態が続くと徐々に蓄電池は劣化し、 結果的に事故や暴走の誘因となってしまうこともあります。 そのため、内蔵された制御装置が高温状態を察知すると運転を停止させるシステムになっています。
また、一般的に蓄電池のメンテナンスは必須ではありませんが、 大容量の蓄電池の場合は定期的に確認したい、というお声も多数あります。 その場合、確かな経験や知識を持っている方に依頼する必要があります。 これらを踏まえ、蓄電池設置を検討される際は保障期間、アフターケア、危険性などもしっかり理解し、 より長く安全に使用できる環境を整えることが大切です。